Q1 少人数だそうですが、子どもの社会性に心配はありませんか?
今の学園は、まだクラスの規模が小さいです。しかし子どもたちは、少ない人数だからこそ、友だちと衝突しても逃げることなく課題に向かっていき、よりよい関係へと進む道を探します。
シュタイナー学校では、一つのクラスが同じ仲間でずっともち上がります。子どもたちは、長い時間を密に過ごすことで、互いを尊重し合い、喜びを分かち合っています。子どもたちも変化をしながら新しい関係を日々つくっています。
Q2 テストがないそうですが、学力はどのように確かめるのですか?
テストをして、その点数で評価をすることはありません。テストをしなくても、教師は日常的に子どもたちの学びの理解度を把握しています。子どもたちはテストがなくても、学ぶこと自体に楽しみを見出して生き生きと学んでいます。
学年が上がると、プリントで算数の練習問題や漢字の書き取り練習などにも取り組んでいき、子どもたちも自分の学びの理解度を確認します。
Q3 同じ担任の先生がずっと持ち上がることは、子どもにとってよいことなのでしょうか?
1人の担任が1年生から持ち上がることで、担任の教師と子どもたちとは深い関係を築いていきます。その中で担任は、長い目で子どもの成長を見通した働きかけをすることができます。
また、1年生からオイリュトミーや手仕事などの専科授業があり、さまざまな専科教員たちも子どもたちの成長を担任とともに支えます。担任と専科教員は、お互いの授業での子どもたちの様子などを共有しながら、一人ひとりの子どもへの理解を深め、それぞれができる働きかけを考えています。
Q4 授業見学や体験入学はできますか?
子どもたちへの影響を考慮し、原則として、授業見学や体験入学はしておりません。7月の大人のための体験講座や、年に3回あるカリキュラム説明会にご参加ください。
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体験講座では、エポック授業や専科授業など学園での学びを、カリキュラム説明会では、その一部を体験して頂けます。
また、学園を見学されたい方は、オープンスクールや秋祭りなどで子どもたちのノートや作品なども見ることができますので、興味がある方はぜひお越しください。
Q5 特別なサポートの必要な子どもを受け入れていますか?
現在のところ、残念ながら特別なサポートができる体制は整っておりません。
Q6 何か特定の宗教に基づいた学校ですか?
特定の宗教に基づいているわけではありません。シュタイナー教育では、子どもたちの内に、目に見えない大いなる存在に対する畏敬の念を育むことを大切に考えています。
そのため、子どもたちの唱える詩に「神様」という言葉が出てくることがありますが、その神様は特定の宗教の神様ではありません。氏神様にお参りしたり、学年によってはキリスト教の聖人伝説や仏教の伝承を教材としてとりあげることもありますが、特定の宗教の教義について教えたり、シュタイナーの思想や世界観を教えたりすることはありません。
Q7 給食はありますか?
お弁当です。エポック授業のあとには、おにぎりや果物などを食べる時間があり、毎日お弁当と合わせて持ってきます。
七夕・お月見など季節のお祝いのときや、調理実習で、みなで一緒につくることもあります。
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お弁当について
Q8 学童保育はありますか?
あります。子どもたちの放課後の時間を豊かなものとする目的で、希望者対象に、授業のある日の放課後17時半まで学童保育を実施しています。
専任の学童指導員が、教室や公園での子どもたちの遊びを見守り、15時になると、家から持参したおにぎりなどをみなで頂きます。
学童費は、低学年が月々6,000円、高学年が2,200円です(2015年度現在)。
Q9 学籍はどうなっていますか?
当学園は学校法人ではないので、義務教育期間中の法的な学籍は、子どもたちそれぞれの居住学区の公立学校にあります。
そのため、保護者には、入学が決まった後で在籍校に連絡するようお願いしています。その後も、保護者は毎学期末など定期的に子どもの学びの様子を、ノートなど在籍校に持参して報告しています。
Q10 高等部までできますか?
シュタイナー教育は12年間の一貫教育が大きな特色の一つです。幼児部から12年生までが一つの敷地内にある学園をめざしています。
Q11 帰国子女の受け入れはありますか?